本当に惜しい
第九章を読んで、彼が老人になる前に死んでしまった事を
羨ましく思った。
彼の評論はあまりすきではないけれども、
青女論は好きだ。ひねくれていて、退廃的で。可愛らしい。
ひねくれた観点
寺山修司に見られる「ひねくれた観点」で書かれた一冊。 私は青女、と言われる年代の人間なのでとても興味深いものでした。 特に「映画と青女の関係」について書かれた所があるのですが、そこは特に女性は必読すべきだと思いました。 女性としての質があがるかも。
世に恋愛論は沢山あれど
初めて読んだときの衝撃は未だに忘れられません。私たちが子供の頃からなんとなく、知らず知らずのうちに身につけていた貞操観念や結婚観を、寺山修司の独特な観点によって軽妙に覆されてしまったからです。女性を取り巻く様々な感情や現象に対し、いろいろな角度からこれまでの観念の正当性や信憑性を投げかけてきます。本当に今まで信じてきた考えがが正しいものであったのかどうか、疑わしさを持たせてくれるのです。 彼の唱えるような「青女」として生きるかどうかは別にしても、これまでとらわれてきたものに対し、疑念を抱くことによってその背景を考えるようになります。そこから自分なりの価値観を見出してゆくこと、価値を磨いて生きてゆくことへの重要性に気づけるようになる本です。 また、著者は固定観念を覆し、創作活動や芝居などでかつて誰もやらなかったことへ挑んだ為に前衛派だといわれていますが、その前提には自分なりの観点をもって古い書物などを読みこみ、彼なりに消化し、引用することを忘れていません。歴史や伝統、文学を省みた上での著者の観点もきちんと見直すべきだ感じました。
角川書店
幸福論 (角川文庫) さかさま世界史 英雄伝 (角川文庫) 寺山修司少女詩集 (角川文庫) 不思議図書館 (角川文庫) 家出のすすめ (角川文庫)
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